「ふた」とタイピングしてみてください。こんなふうに打ちませんでしたか?
- 右人差し指でH
- 右人差し指でU
- 左人差し指でT
- 左小指でA
もしこのように打たれた方は、ホームポジションを崩すことでタイピング速度が上がる可能性ありです。
このページの目次
ホームポジションは基本
私は「ホームポジションが間違っている」とは思いません。実際、タイピングサイトにはこんな言葉がよく書かれています。
- ホームポジションは基本!
- ○○指で△△キーを打つ!
- 正しい指で打つ!
これらは間違いなく事実であり、タイピングを始めたばかりの人はホームポジションを守るべきです。ホームポジションを守れば、ちょっとしたパソコン作業や業務で困らないレベルの速度は身につけられます。
ただし、もっと速く打ちたい場合。例えばタイピング自体が好きでさらに速度を上げたい人や、作業効率化の面でさらに速度を上げたい人にホームポジションを崩してみて欲しいです。
ホームポジションを崩すとは
ホームポジションを崩すとは、あえてホームポジションから外れた打ち方をすることで、さらに効率よくタイピングをすることです。
基本的な考え方として「各指への負担を減らす」ようにします。理由は、同じ指ばかり使って打つよりいろんな指を均等に使った方が速く打てるからです。ちょっと言葉ではわかりにくいと思うので、画像も使って冒頭の「ふた」を例に説明しますね。
ホームポジションで「ふた」と打つ場合
ホームポジションの場合、HとUを右人差し指で打ちます。同じ指を連続で使うので、その分速度は落ちます。
ホームポジションを崩して「ふた」と打つ場合
Uを右中指で打つと各指への負担が減り、ホームポジションより速く打つことができます。
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ホームポジションを崩す2つの方法
打つキーを使い分ける
打つキーを使い分けるとは、例えば「ふ」を「HU」や「FU」と打ったり、「じょ」を「ZYO」や「JO」と打つなど、場合によってキーを使い分けることです。私がよく使い分けるキーを以下にまとめました。
読み | 打ち方1 | 打ち方2 |
---|---|---|
ふ | HU | FU |
じょ | ZYO | JO |
しょ | SYO | SHO |
ん | NN | XN |
他の打ち方も気になる方は以下のサイトにあるローマ字入力表を見てください。
参考 ローマ字入力の指導EDUPEDIA打つ指を変える
打つ指を変えるとは、打つキーはそのままに使う指だけを変えることです。例えばホームポジションで「でーと」と打つなら以下のように打ちますよね。
打つ指を少し変えてみます。
使うキーはどちらも同じ「DEーTO」です。しかし、打つ指を変えた後者には以下のメリットがあります。
- 「で」を素早く打てる
- 「ー」のタイプミスが減る
「で(DE)」を左中指と左薬指で打とうとすると、お互いの指が邪魔になって最初は打ちづらいと思います。でも慣れてくると違和感なく打てるようになりますよ。
ホームポジションを崩すメリット・デメリット
メリット
- タイピング速度が上がる
- 各指への負担が減ってタイピングが楽になる
デメリット
- 習得するために練習が必要
- 慣れるまでは逆にタイピングが遅くなったりタイプミスが増える
- ホームポジションを習得していない人にはおすすめできない
ホームポジションを崩す例
私がよくやる崩し方の例を紹介しますね。興味があるものから1つずつ試してみてください。
「U」キーの打ち方
「U」キーを右中指でも打てるようになると、「ふ」や「ぶ」、「ぬ」などが打ちやすくなるのでおすすめです。
「Y」キーの打ち方
「Y」キーを左右どちらの人差し指でも打てるようになると、タイピングが楽になります。例えば「よろしく」と打つなら「Y」を右人差し指で打った方が楽だと思います。「やかん」と打つなら「Y」を左人差し指で打った方が楽でしょう。
「B」キーの打ち方
「B」キーを左右どちらの人差し指でも打てるようになると、タイピングが楽になります。例えば「バラバラ」と打つなら「B」を右人差し指で打った方が楽です。「ビール」と打つなら「B」を左人差し指で打った方が楽でしょう。
「で」の打ち方
「で」は左中指と左薬指で打つのがおすすめです。なんか打ちにくいと思った方は、Dキーはなるべく右下を打ち、Eキーはなるべく左上を打ってみてください。
「ぶ」の打ち方
BキーとUキーの最適化を組み合わせた打ち方です。「ブレンド」や「ぶらぶら」、「ぶた」と打つときに有用です。
Q&A
キーや指を使い分ける基準がわかりません。結局どう打てばいいかわからなくなりました…。
ホームポジションを崩すといろんな打ち方ができるので、最初は迷うと思います。もしどの打ち方がいいか迷ったら、とりあえず全て試してみて楽な打ち方を選んでいくのがおすすめです。
人によって手の大きさ・指の長さは違いますのでこの打ち方が絶対良いというのはありません。自分にあった打ち方を探してみてください。